インターネットの利用が当たり前になっている現代は、実店舗での買い物と同程度にネットショッピングの利用も増加しています。2020年の春から夏にかけて新型コロナウイルス感染症が流行したことも、ネットショッピングの利用が増加した理由の一端と言えます。マンションに宅配ボックスが備え付けられる、玄関前に荷物を置く「置き配指定サービス」が提供されるなど、徐々にネットショッピングが利用しやすい環境になっていることから、今後、さらにネットショッピングを利用するユーザーは増加していくと考えられます。

ネットショッピングを利用するユーザーの増加に伴い、ニーズが増加しているのが運送業です。店舗や倉庫から消費者の元へ、荷物を配送してくれる配達員がいなければネットショッピングは成り立ちません。そして、荷物の配送に欠かせないものが事業用のトラックです。今後、輸送ニーズの増加に伴って事業用のトラックが多く行き交うようになり、結果、メンテナンスを必要とするトラックも増えるのではないかと予想されます。整備会社様においては、事業用トラックに向けたサービスを充実されることが求められるのではないでしょうか。

事業用トラック向けのサービスを考案する上で重要になるのは、事業用トラックのほとんどがディーゼル車に該当するという理解です。ディーゼル車といえば、ガソリン車に比べて燃費に優れている点が強みとして広く認知されています。それだけではなく、トルク性能や耐久性、ブレーキ性能などにも優れています。事業用トラックは、重量のある荷物を多く積み込んで走行することから、これらの性能に優れたディーゼル車が向いているのです。しかし、一般の方々が乗る乗用車としては、ディーゼル車はそれほど多く普及しているわけではありません。ガソリン車へのサービスに重点を置き、中にはディーゼル車向けのサービスにほとんど対応できていない整備工場様も存在するかもしれません。今後、事業用トラック向けのサービスを展開していくならば、ディーゼル車のドライバーを対象としたサービスを充実されていくことが勧められます。

ディーゼル車向けのサービスにはどのようなものがある？

ひとくちにディーゼル車向けのサービスといっても様々ですが、ディーゼル車が特に陥りやすいトラブルの1つとして、DPFの不調が挙げられます。例えば、走行のためのエネルギーを得るために軽油を燃やすことで、エンジン内部にはカーボンが発生します。このカーボンが、DPFの目詰まりを引き起こし、トラックが走行不能になる事態などが知られています。エンジン内部のカーボンを洗浄することで改善されるトラブルですが、専門的なスキルにたけた整備士がいない場合、運送会社が自社で対応することが難しいメンテナンスです。エンジン内部の洗浄サービスは、運送会社のニーズに適っていると言えるのではないでしょうか。

サービスの展開にあたり整備機器を導入する場合は、アドバンテージエンジニアリング製の「ディーゼルプロ」を推奨します。誰でも簡単に操作できるという強みを持つ整備機器で、エンジン内部を徹底的に洗浄することで、DPFをはじめとしたトラックのトラブルを改善できます。